写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

写真を始めたきっかけ

こんにちは、bayashiです。

 

最初の記事ということで、初心に帰って「そもそも自分は何故写真を始めたのか」

について書きたいと思います。

 

今年で写真を始めて6年経ちますが、今の作風や機材、写真についての考え方はカメラを買いたての頃と比べてもだいぶ変わってきていると感じます。もちろん人によって様々でカメラ購入初期から一貫して自分の撮りたいイメージを今でも撮り続けている方もいるのであくまで自分の経緯として。

 

自分が写真を始めたきっかけは、大学のサークルです。

 

入学式が行われる4月、在部員は新入生を引き込もうとどこの部も特に気合が入っている時期です。自分の大学は部活動の数も多く、新入生はあれでもない、こうでもないと言い悩みながらも自分なりに充実した学生生活が送れそうな場所を探します。

 

自分は体育会系の雰囲気が苦手だし、かといって文系の分野でこれといった趣味も無いので特に悩みました。そこで、見つけたのがたまたまビラをもらった写真部で「写真って今から始めてついていけないことってあるのか?」「敷居が低そう」といったイメージがあったのでこれなら自分もできそうという少々甘えた理由で入部しました。

 

なんとなく入部したとは言っても、やはり写真に対する興味が0の状態ではさすがに入部していなかったと思うのでこの時点でうっすらとカメラや写真についての興味が初心なりにあったのかと思います。他の新入部員もそのはず。

 

入部して価格面や使いやすさから、初めて本格的に買ったカメラが「Canon EOS Kiss X5」でした。旅行用でコンデジしか触ったことしかなかったので大分テンションが上がり、ひたすら家の物を撮りまくりました。(初心者恒例の行事)

 

ではこのカメラで何を撮ろうか、何が撮りたいのかってところになります。もちろん初心者の内はカメラの操作を覚えるために何でもとりあえず撮ることが正解だと思います。少なくとも自分はそうでした。カメラ買いたてのワクワク感は異常です。

 

 

 

そして、2013年ファーストショットがこちら。。。

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なんともいえない、無個性感

 

 

自分で言うのも何ですが、こんなもんでしょう笑 もちろん全AUTOです。

昔から田舎の風景や和の雰囲気には惹かれていたので、何となくそれをイメージして撮ってやろうという意思は感じます。

(そうだ、京都いこうのCMがこどもながらにとても好きだった)

 

と、こんなスタートからbayashiの写真ライフが始まりました。今では、純粋さが消えてここまでピュアな写真が撮れなくなってしまったのが良いのか悪いのか。

 

写真を始めたきっかけは人それぞれ。様々な理由や経緯があると思います。それもまた面白く、環境やその人の人生によって映し出す画は変わるものであり、自分だけに見えている世界が具体的に像になることで他者にもその感情を伝えることができること。

 

これは写真にしか出来ないことではないでしょうか。