ポートレート展の難しさ。メッセージ性は必要?
Bayashiです。
写真趣味の休日と言えば
・撮る
・人の作品を見る
ですよね?(違う?)
撮る気力がない暇な休日には積極的に外に出て写真展を見たり、何かしらの展示を見て常にインスピレーションを受けながら日々過ごしてます。
有名な写真家の個展も行きますし、SNSで知ったアマチュアさんの展示にも行きます。
プロの写真家の展示はやはり規模もクオリティもテーマもしっかりしてます。
なので、置いといて・・・
今回はアマチュアさんの展示を見てて感じたことを書こうかなと思います。
もちろん自分も該当します。
ポートレートを作品にするって難しい
自分は昨年、横浜の御苗場に出展しました。その時に特に感じたことが、、
やたらポートレート多くない??🙃
いや、流行でもありますから別におかしいことはないのでしょうけども。
もはや、ポートレート写真展かと感じてしまいそうなほど。
とはいえ、ポートレートが多いことについては正直何も問題はありません。
写真ジャンルの一つですから。
重要なのはやはりテーマですよね。
テーマは何なんだろう。
美人なお姉さんが特大サイズで印刷されてるのは分かる。うん。わかるよ。
「ビジンダナー。カワイイモデルダナー」
見て色々考えた結果の感想です。
ちゃんと考えました。
でも結局、そう思ってしまったんですね。。
それで終わってしまいました。
もしかしたら作者さんは
「カワイイモデルだろ?」
それが分かればよろしい!!
が正解の人も中にはいたのかもしれませんが、ほとんどの人はやはり何かしら意味があって展示してるんだと思うのです。
(出展料とか用紙代とか高いお金払って)
だとすれば、、
凄くもったいないなー
自分が言えたことではないですが。
んー。
多分ポートレートで戦うひとが陥りやすい罠があるのも原因だとは思います。
というのは
基本的にポートレートって
「初対面モデルさん」「街中ブラブラ撮影」「美しく撮らねば感」「緊張」「距離感」「メジャーな外れなしスポット」
らへんのキーワードが常に付きまといますよね?
恐らくこのキーワードの内いくつか当てはまってしまうとその時点で結果的に当たり障りのない「壁の見えるポートレート」になってしまうのではないでしょうか。
フォトコンなどで入賞してるものはモデルさんの写真よりも「家族」「恋人」「親しい友人」「知り合いのおじいさんおばあさん」の写真の方が多い印象がありますよね。
これは
「人の暖かさを感じる」
「懐かしさ」
「物語の背景が浮かぶ」
など作者の人間性が素直に伝わってくるからだと思います。心がざわつくんです。
理由は分かりません。
人間の感覚は謎だらけ。
でもざわざわしてしまうんだからしょうがないです。
結果的に言葉に言い表せない感情になるわけですね。これが本来の写真のパワー。
この見た人をざわつかせることが写真家として重要です。自己満だけで評価されてる写真家はいないと思います。
ここを知っておくだけでだいぶ変わるんじゃないかなーと。
これをモデルさんでやろうとするとやっぱり難しいです。
解決法はまだ分かりません。
んが、
1つだけあげるとするなら
「何度も同じ人を撮り続ける」
これかなと思います。
あとは一回目でもかなりフィーリングが合う人を見つけられるか。
とか?
要するにカメラマンと被写体の間に何となく見える心の壁をなくしていく必要があるのです。
写真としての違和感を出来る限り減らす。
しっかりとしたストーリーやテーマをよく考えた上で撮影をする。
といったことをすることで、リアルなポートレート(メッセージ性のある)になっていくのではないでしょうか。
あくまで自分なりの考察です。
もちろん自分が楽しければOKな人だったら別に何をしてもいいと思います。
あくまで、写真家や作家を目指していくなら上記の問題は今後考えていく必要があると思ってます。
自分も頭がおかしくなるほど考えてます。
とりあえず人に見せる以上、相手の視点になってみたり何を見せられてるのかを客観的に理解できる様になることがもはや写真全般において大切なのかもしれませんね。
はい、ではこんなとこで。
いやー。
それにしても写真は奥が深いですね。
皆さんも撮るだけでなく人の作品を見るのも勉強だと思ってどんどん展示に行ってみてください!
ではではー
PS.
過去に撮ったモデルさんとの会話で「普通のポートレートでメッセージ性作るのってかなり難しくない?」って疑問(悩み)を投げ掛けたら、彼女は「お散歩ポートレートにメッセージ性なんてないでしょ?笑」と即答されたのを思い出しました。そりゃそうか笑
ド正論だったので何も言い返せませんでしたね😇