写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

御苗場2019で展示して学んだこと全開放

kikutaです。

 

昨晩、bayashiと深夜に電話で御苗場の反省会的なことをしました。

 

 

今回受賞はできませんでしたが、

展示の仕方や見せ方を見直す必要があることに気がついたり、

得たものは意外と大きいと話をしました。

 

でもあぁ、無念。

 

 

何を撮るか?が写真を撮る人間の一番の核でここを変えてしまうことはできませんから、

何をどうやって伝えるのか?が大切だと思っています。

 

 

【展示の工夫を殆どできなかった】

2人のだした結論では、これがめ思います。

僕らの展示はA3ノビを目一杯、淡々と並べる方式でした。

1パネル分(1500×2100)しか借りれなかったので、できる限りボリュームを出したく、どストレートに展示したのですが、結論としてこれはミスだったと思っております。

 

とにかく物量で、ストレートにいこう。

僕らが打ち合わせていたのはこんな展示方法ばかり。

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展示方式採用案

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展示方式ボツ案1

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展示方式ボツ案2



 いやーこれじゃだめだ。

 

やっぱり見せ方が大事なんですね。

ぼくらが使った展示方式は同じサイズで淡々と並べる展示方法です。

すなわり、写真が等価値だという意図が無意識に入り込みます。

 

御苗場のような数に制限のある展示なら、淡々と並べるよりも、展示の仕方を工夫する方が有効だったということですね。

展示空間を作り上げるという方向性の努力が足りませんでした。

他の方の展示を見ると、みんなきちんと展示に凝っていましたね。

今更反省。

 

 

【パワーのある写真をいれなかった】

これもで大きいですね。

アイキャッチになるような写真って大事な気がしています。

まずはインパクトのある写真で目を引き、全体を見てもらうなど

 

展示にも戦略が必要ですね。

 

僕らの写真はテーマ がFadeで、基本的に霞んだような写真が多かったのです。

展示の仕方で工夫するか、パワーのあるものを一発入れておく必要があったなと。

 

 

 

【テーブル展示強し】

受賞作品の多くはテーブル展示でした。

立体的に展示空間を作ることができ自由度が高いせいか

展示のクオリティが全体的に高かったような気がしています。

 

このテーブル展示を選んだ人は先見の明がありますね。

唸る作品がいくつもありましたよ。

 

 

 

 

【まとめ】

・作品だけでなく、展示の仕方にもこだわりましょう。

・展示には具体的な戦略が必要だと思いました

・テーブル展示って革新的かも

 

 

 

またね。