iphoneXSはカメラマン・写真家を殺すのか?
こんばんは、kikutaです。
9/13(昨日)
iphone XS,XS Max,XRが発表されましたね。
https://www.google.co.jp/amp/s/dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1142/904/amp.index.html
いやこれ、実に恐ろしいニュースですよ。
ついにスマホでボケを簡単に操作できるようになってしまいました。。
一眼レフやミラーレスを意気揚々と担いでいた僕らは、露出の三角形の複雑さや専門性が敷居(本当は実に簡単ではありますが、、)をつくり、仕事・趣味としての位置を保っていた所があるんじゃ?と思います。
スマホが進化するスピードは非常に早く、段々とレンズ交換式カメラのアドバンテージは小さくなってきています。
今はセンサーサイズや耐久性、使い勝手によってアドバンテージを保っていますが、ボケの質やエフェクトなどの画像側の機能はどんどん成長しており、いずれ追いつかれると思います。
つまりは「今の一眼レフみたいな画質・ボケ感はスマホでも可能になる」ということ。
きっとカメラをやってる人達は、なんか悔しいような寂しいような嬉しいような複雑な気持ちになりますよね。(ね?)
ぼくも複雑な気持ちでしたが、色々考えてるうちに、作家やカメラマンもこの事実にそんなに悲観することないのかも?むしろあんまり関係ないんじゃね?と思うようになりました。
でもカメラメーカーがこれにびびって、インスタ連動!とかリアルタイム配信機能!とかAndroid内蔵!とか(まぁこの辺りはよしとして、、)
しまいには血迷って、電子マネー決算機能!音楽再生機能!自爆機能!とかそういうことだけはやめてほしいなと思っています。真剣に。
僕らがカメラを使う意義とは何だろう?
最近の潮流を別の角度から見てみると、面白い現象が起きています。
写真手帖では何度も話題にしていますが、それはフィルムカメラリバイバルです。
これ何よ?って話です。
この流行の根っこにあるものは何か?
・古着みたいな、自分だけの特別なカメラ感
・"写真行為そのもの"を楽しむ
(フィルム選び、撮影、現像、データ化orプリント)
・フィルムそのものの絵作り
・ちょっとした敷居の高さによる満足感
・フィルム界隈の魅力的なコミュニティ
他にもありそうですが、ざっくりこの辺りかなと思っています。
これって時代の逆行に見えますが、実は現代の感性にフィットしてきていて、着実に進歩してるんですよね。
これからのカメラマン・写真家には単に写真を撮る力だけでなく、写真を発信する力、つまりは"アウトプットも含めた、写真を扱う力"が大切だと思っています。
写真を撮り、いつ誰にどのように見てもらうのかストーリーを立て、企画・展示を実行し、人に写真で何らかの価値を与え、対価を得る。
なんかもう脱線しまくって、iphoneのボケの話なんかもはや関係なくなってしまいましたね。
でもきっと本質的にはあまり関係ないんですよ、僕らには。
なんだかそれを誰かに伝えたいなと思って書きました。誰も見てない過疎ブログですが、、笑
カメラの進歩を楽しみつつ、自分に合った愛する機材を使いましょう。
ではでは。