写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

写真集をつくろう

 

kikutaです。

つい最近、写真集を作りました。

素材を買ってきて、自宅で印刷して1から製本しました。

写真コンペに提出するための自作写真集です。

 

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写真集を作る中で「単写真」と「組写真」の考え方って全然別物だなーなんて思ったので、まとめてみます。

 

 

単写真だとつい「傑作」ばかり載せたくなりますね。

これみんなやりがちで、ミュージシャンが繋ぎで作ったつまらないベストアルバムのようになってしまいます。

見せ方のベースをインスタグラム基準で考えてしまうと、この状態になりがちです。

 

1つの曲で例えるなら、初めから終わりまでサビみたいなものでしょうか。

 

つまり、イントロが必要なのです。

並びや抑揚も含めて、一つの作品集です。

 

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急にお金の話になりますか、フィルムで撮るなら現状一枚あたり50円〜100円のお金がかかります。

だから、ついつい枚数をセーブしがちです…

 

でも上記の感覚を持つ事で、日常を撮ることに躊躇いがなくなります。

イントロ部分にあたる、パワーの弱い写真が沢山必要だからです。

 

 

これで、フィルムを消費して容赦なくゴミを撮る理由ができましたね。

 

 

 

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