写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

写真において「量のない質はない」は真実だと思う

kikutaです。

 

 

皆さん、森山大道さんを知っていますか?

路上スナップ写真で知られる日本の大御所写真家です。

 

 

僕は彼の写真もエッセイも大好きなのです。

森山さんの写真のスタンスはとてもシンプルで

「とにかく直感に従って量を撮る」

というものです。

圧倒的な量が、小手先のテクニックなど一蹴すると語っています。

 

 

 

この考え方が僕は大好きです。

 

 

 

というのも、写真は絵や音楽と違い、シャッターを切ればモノが出来上がるという特異な性質を持っています。

 

 

 

つまり、

「数を量産できることは写真特有の力」

なのです。

これを活かさない手はないでしょう!

 

この持論に基づき、僕は躊躇せずシャッターを切りまくっています。

 バカスカシャッターを切ります。

フィルムをガンガン消費し、財布もガンガン軽くなって行きます。

 

 

 

 

例えばです。

友人と山奥に絶景を撮りに来たとします。

頑張って早朝4時に起き、1時間くらい三脚を立てて粘って渾身の朝日の写真が撮れました。

けれども、家に帰ってカメラを見返すと、

渾身の一枚よりも帰り際に道端に車を停めて撮った何気ない写真の方が魅力的だった

なんてことが往々にしてあるのです。

それどころか、同乗していた友人を何気なく撮ったスナップ写真の方が魅力的な可能性だってあるのです。

 

 

こういうことって写真ならではだと思います。

そして僕はそんなドライな性質が大好きです。

 

 

 

だから、何か心に引っかかったらすぐにシャッターを切るべきと思っています。

数を打ちましょう。母数を増やしましょう。

 

 

 

 

 

これは僕の持論ですが、恐らく森山大道さんの言いたいことも似たようなことなのかなーと思っています。

 

 

 

 

だから僕は「量のない質はない」を全力で発信し続けます。

 

 

 

 

 

迷ったら、とにかくシャッターを切れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

またね。

 

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