写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

自分にとっては見飽きた光景でも他人にとっては珍しい光景かもしれないから撮っておこう

kikutaです。

 

 

あー写欲がわかねー撮りたいもんがねー、なんて悩むことしばしば。

 

その度に、

なんで撮りたい物がないんだろう?

僕は一体何が撮りたいんだろう?

とか悶々と悩むわけです。

 

その中で僕は一つの答えを見つけていて

結局「自分にとって新鮮じゃないから」

というのがかなり大きいなと思うんです。

 

 

見飽きた街に住んで見飽きたを生活して、見飽きた職場や学校に通い、見飽きたスーパーで食材を買って食べて、見飽きた(ry

 

 

人は同じもの見続ければ飽きますね。

やっぱり新しいものが見たいんですよ。

 

 

 

例えば、見知らぬインドネシア人が、カメラで彼の家の中を撮り、行きつけのスーパーを撮り、近所の寺院を撮り、ガールフレンドを撮った写真なんかだと、僕らにとっては凄く新鮮に見えそうじゃありませんか?

 

 

 

つまり僕らの退屈な日常も、他人にとっては珍しくて美しいかもしれないのです。

 

 

だから自分が何を撮りたいか?

と同時に

「他人がこれを見たら心に響くのか」

 

を基準として持っておくべきだと思うのです。

 

 

ただ自分の写欲がわかないとつまらないから、そこらへんのいい塩梅が大切だと思います。

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

 

「撮りたいものがないなら、他人の目線になって撮って発信してみよう」

 

 

 

ということです。

あなたの行きつけのあの定食屋さんだって、ネパール人にとっては物珍しいかもしれませんよ。

逆にネパールのローカルな食堂って、見てみたくなりませんか?

 

 

 

 

身近なものにもガンガン写真を撮って下さい。

僕は、悩んでもとにかくシャッターだけは切り続けることを推奨していきますよ。

 

 

 

僕が学生時代を過ごした湘南付近の日常スナップ写真を載せておきます。

当時は退屈でしたが、こうしてみると悪くない気がしています。

 

 

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contax t2 / 2016