写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

「写真が上手って何?」って聞かれて3日くらい悩んだ

 

 

こんにちは、kikutaです。

この前、写真にあまり詳しくない友人と何気なく写真の話をしていたら

 

「写真が上手って何?」って直球な質問を食らいました。

僕はろくな返しもできずうーん、、と唸りました。

 

そして3日くらい不意にその言葉を思い出しては唸り続け、会社のトイレで不意に閃きました。

 

【その場の温度・湿度・音・匂いなど五感の全てを統合して写真として保存できること】

 

僕の答えはこれだ!これなんだ!

ってスッキリしました。

 

上手いなーって思う写真って

妙に生々しかったり、臭そうだったり、切なくなったり、要は五感を感じているような写真なんです。

人によってモノの感じ方って違ってて、その人ならではの感性で、その人になりきり、全身で感じる。

 

そういう写真が撮れる人は、本当に上手いなって感じます。

 

そういう作家さんはジャンル的に言えば、「私写真」に属することが多いですね。

 

 

僕がそういう感覚を得た写真集を紹介してみます。この本はbayashiと二人で唸りました。

 

 

 

▪️解業/鈴木育朗

2013年に写真新世紀の大賞を取った人の作品。本人になったような生々しさがあります。

生きる喜びや痛み、孤独の全てを感じます。

 

 

読んでると、著者の鈴木さんの人生の跡を辿っているような気持ちになります。

圧倒的な迫力。

素晴らしいですよ。

 

 

 

またね。