写真手帖

写真作家の2人が写真を撮りながら考えたこと。

写真を上手くなるには、毛嫌いせずになんでも撮ってみる。その経験があらゆる場面において活きてくる。

bayashiです。

 

突然ですが皆さんは

 

「何系の写真を撮ってるんですか?」

「どんなジャンルの写真が得意ですか?」

 

と聞かれたらなんと答えますか。

 

「何でも撮りますよ!」

「○○しか撮りません」

「○○系がメインですかねー」

「なんとなく適当に…」

 

だいたいはこんな感じになるかと思います。

 

初心者の人は何でも最初は撮ったほうがいいと、このブログでも何度が書いた記憶がありますが、今回は初心者のうちにジャンルを縛って撮ってる人向けに書こうかなと思います。もしくは伸び悩んでスランプの人。

 

 

ある程度テーマを絞って撮っていると

「一向に写真が上達してる気がしない」

「なんか足りないな」

と、スランプにぶつかることがよくあります。

 

テーマを絞っている人は、

基本的に我流であまり人に流されない。

写真レクチャー本とかのマニュアルには基本頼らない。

自分の感性と世界観を大事にしてる。

って人だと思います。

 

写真において個性は強い武器になるのでどちらかというと作家タイプの人ですね。

自分もこちら側かと。

 

でも、こういうタイプの人の意外な弱点って他のジャンルに興味がなかったり、一切それ以外は撮る気が起きない。ってところだったりするのではないかなーと思います。

 

なので、是非このタイプの人でもっと写真が上手くなりたい!と少しでも思う人は

 

【一旦得意分野から離れて、全然興味がない分野に挑戦してみる】

 

ということが実は上達へのヒントだったりするかもしれません。

 

分かりやすいとこで例えると

・スナップメインの人が鉄道写真に挑戦してみる。

・鉄道写真メインの人がポートレートに挑戦してみる。

ポートレートメインの人が動物写真に挑戦してみる。

 

ようするに掛け持ちすることで生まれるシナジー効果(相乗効果)」に期待するということです。

 

スナップメインの人はスピードと観察力があります。その力を使って、一瞬がとても大切になる鉄道写真を撮ってみたらその反射神経が活きてくるかもしれません。

 

逆に鉄道写真メインの人がポートレートを撮れば、一瞬が勝負になる鉄道で鍛え上げられた力からモデルの自然な笑顔を捉えたり、そのシチュエーションおいて最適な構図をすぐに思い浮かべられるかもしれません。

 

ポートレートメインの人が撮る動物写真がとても格好よかったり可愛かったり、幻想的で美しかったり。

 

と、意外な分野でも活躍できたりするのです!

 

なので、勉強だと思って様々なジャンルに重い腰を上げて挑戦してみることが写真上達へのコツなのではないでしょうか?

 

あのとき、レーシングカーを撮ったときに練習した流し撮りが人物撮影でも役に立った!なんてこともあるかもしれませんしね✨

 

そうやってコツコツとやっていくうちに自然とスランプから脱出できると思いますよ!

 

それではまた!

 


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